HappyHuntingGround「愛しのメディア」
H.H.Gは文学座の有志によるユニット・・・らしい。
私は初観劇ということで前知識もほとんどなく、文学座の方々のユニットということ以外は全く知らずに観る。
今回は「冬のサボテン」と「愛しのメディア」の2本立て公演とのこと。スケジュールの都合上、俺が観たのは「愛しのメディア」のみ。
H.H.G初見なら鄭義信作品も初見。
普段からいろいろな評判を聞く集団や劇作家の方々なために、嫌が応にも期待は高まるというもの。
イオルコスを目指すマラソンランナーの男とそれを助ける弟。そして男を見守る、4人の「メディア」と名付けられた女たち。
彼らの葛藤や苦悩が詩的な台詞と共に立ち上がってくる・・・
ぶっちゃけていうと、俺の好みじゃあない。
そんなことを言ってしまうと身もふたもないのだが、俺の個人的な志向として、何かを俳優が戯曲を舞台に立ち上げていく際に、台詞にない部分を何かで埋めようとする作為が見えると一気にドン引きしてしまうのだ。
俳優のみなさん確かに魅力的で芸達者なのだけれども、俺にはどうしても“演技”というウソを巧く取り繕って固めてしまっている部分があるように見受けられた。
綺麗に見せるという意識が強いからこそなのかも知れないが、どうしても嘘くさく感じてしまうのだ。
詩的な台詞が生々しい肉体と共に立ち上がってくるというのなら魅力的に感じられたのかもしれないが、詩的な台詞を一生懸命綺麗に見せようとしているように感じられ、あんまり魅力的には思えなかった。
ひょっとすると、前日に「俺の屍〜」のようなプロットがかっちり組み立てられた作品を観ていたせいかもしれないが・・・
しっかし・・・サイスタジオはいい小屋だ。比較的自由そうな空間にカフェまで付いているなんて、贅沢にもほどがある。
金があったらゆっくりお茶でもしながら帰ったのもを・・・


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